弁護士になるには
高収入な仕事として一つ目に紹介するのは弁護士の仕事です。
弁護士という仕事は誰もが知っている仕事だと思いますが、これになるには非常に難しい工程をクリアしなければなりません。
弁護士になるためには司法試験を通過する必要があります。
この司法試験自体が狭き門であり、ここをパス出来る人間はそれほど多くはありません。
司法試験を取得するためには2つの方法があります。
まず一つは、法学部などの専門の学校で単位を取得し、その上で司法試験を通過するという方法です。
この方法の場合には司法試験の一次試験は免除されることになり、難易度が多少下がります。
ただ、当然学校の卒業が必要となるため、最低でも必要な年数は大きくなることになるので注意が必要です。
さらに、法科大学院の終了後、5年以内に3回までしか受験をすることが出来ないという制限がついています。
そのため、この中で合格することが出来なければ、司法試験を取得することができなくなってしまうわけです。
法曹人口が増えすぎてしまわないようにするための措置として取り入れられたものなので、今後はこれに則って資格の取得を考える必要があります。
また、大学を卒業していれば一次試験から司法試験を受験することも出来ます。
ただ、この一次試験部分の難易度は非常に高く、こちらで資格を取得するのは非常に難しいということは覚えておきましょう。
これらの方法で資格を取得したら、弁護士会を通じて日弁連に登録することによって、弁護士になることができます。
ただ、本当の意味で弁護士となるには、仕事先を考えなければなりません。
仕事の内容
弁護士として登録をした直後には、まずは弁護士事務所に務めることで下積みをしていくことになります。
この間の仕事を通じて、自分の得意とする分野を作っていくことになるでしょう。
いかに弁護士とはいえ、どんな裁判類型でも万能にこなすことが出来る人物というのはほぼ存在していません。
自分の得意分野を作るということがこの時期にしなければならない大きな仕事となります。
弁護士の仕事の類型は大きく三つに分類できます。
一つは一般民事訴訟です。
これは名前の通り、個人間の民事訴訟の際に付けられる弁護士ということになります。
次に二つ目は企業法務です。
企業のコンプライアンスに対しての助言を行ったり、顧問先が訴えられた場合に示談の手回しや裁判の弁護などを行うのがこの仕事ということになります。
規模が大きくなりやすいのがこの仕事です。
そして三つ目は刑事事件の担当です。
この場合には裁判相手となるのは別の弁護士ではなく検事ということになり、戦い方が違ってきます。
被疑者の権利を守るという立場に立たされることになるため、自分の正義感との戦いも必要となるのがこの刑事担当の弁護士の特徴ということになります。