パティシエの仕事
多くの女性が子供の頃に夢見ていた仕事が、ケーキ屋さん、すなわちパティシエなのではないでしょうか?
その頃の夢をそのままに持ち続けているという人はそれほど多くはありませんが、パティシエの道を歩んでいくのも一つの選択肢ということになります。
ケーキというと女性のイメージがありますが、実際には職人の仕事であるために男性が多いということは先に知っておく必要があるでしょう。
では、具体的にパティシエというのはどのような仕事なのでしょうか?
パティシエが行うべき仕事には大きく2つの分類が出来ます。
まず一つは、実際に洋菓子を作る仕事ということになるでしょう。
会社などから申し渡されるレシピを元にして洋菓子を作るのが主なパティシエの仕事となります。
雇われとしてパティシエの仕事をする場合には此方の仕事が中心となるでしょう。
もう一つの仕事は、レシピを開発することです。
オリジナリティのある新しい洋菓子を開発するというのがパティシエの第二の仕事となります。
こちらは自分で独立して仕事をしている場合などに重要性が高くなってきます。
また、雇われであっても開発をメインで雇われる場合もあり、新しいレシピを作ることが求められることになります。
この二つの仕事はそれぞれ求められることが違っています。
前者としてのパティシエに求められるのは、何度も同じレシピ通りに調理を行う忍耐力と継続力だといえるでしょう。
ルーチンワーク化してしまうことが多く、退屈を感じないように仕事を続けられる人物でなければなりません。
後者としてのパティシエには創造力が求められます。
新しいものを作り出すというのは簡単なことではなく、どのようなものを作りたいのか、完成形から設計図を引いていく必要があります。
また、どんなものが多くの人に求められるのか、ということを見抜くマーケティング能力も必要となります。
パティシエになるには
では、パティシエになるためにはどのような道を辿ることになるのでしょうか?
パティシエになるために、免許として必要な資格というものはありません。
ただ、持っていることで有利となる資格はあるため、それの取得を目指していくことになります。
パティシエとして取得しておきたいのは、製菓衛生師という資格です。
これは国家資格であり、取得には専門学校の卒業が必要となります。
こういった資格を持っていると雇われとして仕事をする場合には有利になるため、まずは専門学校などに通う所からスタートすることになるでしょう。